マルベリーというとどのような植物を想像しますか?マルベリーの語源はケルト語の[Morus]からきていて、黒を意味します。その由来の通り、マルベリーの実は黒紫で、ジャムや果実酒の原料としても使われています。しかし、ハーブティーとしてマルベリーを取り扱う時、使用するのは緑色の葉です。
人の生活の中のマルベリー
昔から、マルベリーは私たちの生活に密接に関わってきました。食用としてだけでなく、蚕が食べる葉としても使われ、絹の生産にも役立ってきました。そんなマルベリーの葉は、ハーブとしてもとても役立つ植物です。マルベリーは古来から、糖尿病に使用されるなど、私たちの健康を守ってきた歴史があります。生活習慣病や肌荒れなど、食生活の崩れた現代社会に、ミネラル豊富なマルベリーが、改善の糸口をくれるかもしれません。
マルベリーの飲み方
マルベリーをハーブティーとして飲む場合、刻んだ葉かパウダーが使いやすいと思います。味は甘みのある緑茶風味で口当たりもいいので、とても飲みやすいです。他のハーブともブレンドしやすいので、ティースプーン山盛り1杯をとり、200mlほどの熱湯を注ぎ、5分間蒸らして飲んでみてください。甘さの中に、木の葉の香りを感じさせてくれる、気持ちが落ち着くハーブティーを楽しんでいただけると思いますよ。