血虚という言葉とストレスによる体の変化

血虚という言葉とストレスによる体の変化

過剰な仕事や、不安、体調不良などが重なると、ストレスが溜まって、めまいがおこったり、夜に目が覚めてしまうなどの症状が起こりさらに不安になってしまうことってありませんか?そんな状態が続く時、体は漢方で言う血虚の状態に陥っているかもしれません。

血虚とは

漢方に馴染みのない方にとって、血虚という言葉は聞きなれない言葉かもしれません。

東洋医学では「血(けつ)」が少なくなることを血虚と呼びます。この血とは、血液や血液によって体を循環する栄養を指し、血がなくなると、体に栄養が行き渡らないことでさまざまな不調がでると言われています。

血虚の時に起こりやすい症状

体に不調があって、病院にいっても、原因がわからずより不安になってしまうことってありませんか。

めまいや、夜間の不眠、急に髪が細くパサパサなってしまうなど、原因がわからないことが起こるととても辛いですよね。しかし、このような状態は昔からよく起こることがあり、それは血虚という言葉で表されてきました。

特に髪の毛や爪は、血虚の症状が現れやすく、急に髪の毛が抜けたり、髪が傷みやすくパサパサになるなど、急激な変化に驚いてしまうことも少なくありません。また、めまいや、目のかすみ、ドライアイや、顔色がわるくなるなどの症状も現れやすくなると言われています。

血虚のときにできること

血虚の状態になる時は、ストレスが過剰にかかっている場合が多いです。さらに、血に必要な栄養は胃から吸収されるため、胃腸の不調も血の不足に密接にかかわっていると思います。

もし、血虚の状態になっていると思えば、休息をとることが一番大切です。さらに、不安をかかえすぎず、今は体質が変わっているだけだから、体質を戻せば体は元にもどるという気持ちを持つことも重要です。

血虚と食事とハーブティー

血虚の時、栄養足りなかったりや胃腸の調子が悪いことが多いので、鮭やかつお、貝などの魚介類、肉、卵、ほうれんそうやにんじんなどの野菜などをバランスよくよることが大切です。

ただし、栄養素だけをとっても、ストレスなどで胃腸の働き自体が弱っていることもあるので、ハーブティーでゆったりとした時間を過ごすのがとても役立ちます。

ジャーマンカモミールやネトルなどのハーブを加え、ペパーミントで味を整えるとさきっと素敵なティータイムを過ごすことができると思います。

不安がなくなり気持ちが楽になりますように

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