ブルーマロウというハーブをご存知でしょうか?ヨーロッパや西アジア近辺を原産とするハーブで、その柔らかな味わいと色の変化から夜明けのハーブとも呼ばれ、昔から薬用や食用として重宝されてきました。
ブルーマロウとは
ブルーマロウはアオイ科ゼニアオイ属、和名ウスベニアオイの深い藍色の花を咲かせる植物です。ブルーマロウは、花をハーブティーとして楽しむ事が多いですが、その柔らかい色の変化にとても癒されます。その色の変化は、アントシアニンと呼ばれる色素によるもので、お湯を注ぐと、ほんのりと青色になり時間を経るごとに少しずつ、色が褐色へと変化していきます。その色の変化がとても柔らかく、夜明けのハーブの名前に相応しい素敵なハーブです。
ブルーマロウの効能
ブルーマロウには、粘液質と呼ばれる成分が含まれており、ほんのりととろみがあります。この成分が傷ついた部分を修復することから、喉や気管系の不調、胃炎などの症状がある時に利用されます。その為昔から、風で喉が痛む時や、皮膚炎などに利用されてきました。
色の変化が楽しいブルーマロウハーブティー
ブルーマローはとても素敵なハーブですが、色を綺麗に出すには、温度に注意が必要です。お好みで花をティーポットに入れ70〜85℃のぬるめのお湯を注ぎ蒸らしてください。熱湯を注ぐと青はすぐに変化して褐色になってしまいます。ぬるいお湯で入れた時は水色、時間が経つごとに紫、レモン果汁を入れるとピンクに変わる魔法のようなハーブティーです。
ブルーマロウの使い方
古代ギリシャではスープやサラダにも用いられてきました。香りは花の香りが広がりますが、味にクセはなく飲みやすいです。味を足したい時は、はちみつや他のハーブとブレンドしてみてください。
もし、青い色を強く出したい場合はバタフライピーを利用するのがおすすめです。