酸味のあるハーブティーと温度の関係
ローズヒップティーやハイビスカスティーを飲んで酸味が強かった経験はありませんか?そんな酸味が嫌でハーブティーに苦手意識を持ってしまう方もいらっしゃるのではないかと思います。しかし、ハーブの特徴をよく知ると酸味が穏やかになり美味しく感じることができるんです。
酸味と温度の関係
味覚と温度には密接な関係があるのはご存知でしょうか。じつは人間の味覚は温度によって変化しています。特に酸味は高温で感じやすくなる特徴があります。一方で低い温度の場合酸味は穏やかになります。また、温度が低いと、クエン酸などの酸は運動が弱くなり、舌への刺激自体も弱まります。さらに、冷やすことで、口の中の感覚も弱まるので、冷やせば冷やすほど酸味は感じにくくなる傾向にあります。
ハーブと酸味
ハーブの中で酸味のある代表はハイビスカスです。ハイビスカスにはクエン酸やハイビスカス酸などの有機酸が含まれており、高温だと酸味を強く感じます。しかし、温度を低くするとこの酸味は驚くほど和らぎます。酸味が好きな方は高温で飲むのもおすすめですが、酸味が苦手な方は温度を低くして飲んでみてください。きっと味わいが驚くほど変化するはずですよ。ただし、味わいも弱まるので、濃い味わいのハーブがお好みなら高温で飲むのがおすすめです。その場合は少量の甘みを加えると飲みやすくなると思います。
酸味のあるハーブティーブレンド
ハーブティーの酸味の違いを味わいたい場合は、ハイビスカス、ローズヒップ、ローズなどのハーブをブレンドして飲んでみてはいかがでしょう。温度による香りや味わいの変化を感じやすいハーブティーになると思います。