マルベリーの効能と美味しいハーブティーの作り方
マルベリーという植物を知っていますか?日本では桑の葉として知られ、昔から私たちの生活の一部に取り入れられてきました。そんなマルベリーとはどのような植物なのでしょうか。
マルベリーとは
マルベリーはクワ科クワ属に分類される植物です。世界で数多くの品種が確認される、幅広い地域に見られる植物です。日本では養蚕の際にその葉が利用されてきましたが、海外では実を食用に利用してきました。その語源はケルト語の[Morus]に由来すると言われ、黒を意味します。その由来の通り、マルベリーの実は黒紫で、ジャムや果実酒の原料としても使われています。ハーブティーとしては、その葉を利用し、日本でも民間薬として昔から利用していました。
人の生活の中のマルベリーとその効能
昔から、マルベリーは私たちの生活に密接に関わってきました。食用としてだけでなく、蚕が食べる葉としても使われ、絹の生産にも役立ってきました。そんなマルベリーの葉は、ハーブとしてもとても役立つ植物です。マルベリーは古来から、糖尿病に使用されるなど、私たちの健康を守ってきた歴史があります。生活習慣病や肌荒れなど、食生活の崩れた現代社会に、ミネラル豊富なマルベリーが、改善の糸口をくれるかもしれません。
桑の根皮は桑白皮としてしられ、去痰、降圧に用いられています。また、桑の葉に含まれる成分がαグルコシダーゼの働きを阻害すると言われ、食後の血糖の上昇を抑えることから、糖尿病予防に利用されています。
マルベリーティーの作り方
マルベリーをハーブティーとして飲む場合、刻んだ葉かパウダーが使いやすいと思います。味は甘みのある緑茶風味で口当たりもいいので、とても飲みやすいです。
ティースプーン山盛り1杯をとり、200mlほどの熱湯を注ぎ、5分間蒸らして飲んでみてください。甘さの中に、木の葉の香りを感じさせてくれる、気持ちが落ち着くハーブティーを楽しんでいただけると思いますよ。
他のハーブとの相性も良く、ブレンドももやすいのでマテやルイボスなどとブレンドして楽しんでみてはいかがでしょう。