ほんの少し変えてみれば、ものごとは大きく変わる。そうわかっていても、どうしてその少しの変化を作り出すのって難しいのでしょうか?きっとその理由を知ると辛い状況や前に進めない状況を変える手掛かりになるかもしれません。
意識と無意識
精神分析学の創始者とも言われるジークムント・フロイトは、意識と無意識が精神状態に大きく関係していることを唱えました。その中で特に無意識の状態が精神状態には大きく関与しているとし、無意識を理解することで人の根本を理解することができることを確立しました。普段生きている上で私たちは、この無意識という概念を感じる機会は少ないです。しかし、心や体に不調が起きた時、自分の意識だけでは、どうしようもない部分があることに気づきます。それがこの無意識と呼ばれる、どうしようもない状態から抜け出せる鍵となる部分です。
無意識を理解することで踏み出せること
無意識の状態には、わたしたちが生まれてきてから経験した事や、感じた事がつまっています。ふだんはそのことは忘れていて、意識的に前面にでてくる事はありません。しかし、いざ何かを始めようと思ったり。何かを変えようと思ったとき、この無意識中にある何かが邪魔をして、前に踏み出せない事があります。それは、自分の深層になる何かが、不安や恐怖を煽っていたり、自分の無意識にある状態では、それを良いことと思っていない事が関係しているとも考えられます。そんな状態から抜け出すためには、無意識の中にある感情を理解する必要があります。この無意識を理解することで、自分が前に進むきっかけを見つけることができるかもしれません。
ほんの少しを考える時間
普段私たちは、そんな無意識について考えることはありません。そのため、どんどん前に進み自分自身の無意識を置き去りにしてしまいます。経験が増えれば増えるほど、無意識も変化してくるので、この根本にあるものもどんどん探しにくくなっていきます。そうなると、ほんの少しがどんどん遠くなってしまうので、無意識の根本にあるものを定期的に考えてみるのがおすすめです。あなたの根幹をなしているものを理解していると、きっとなにかがあったときでも、その場所に戻って、新しいことに挑戦できると思います。もし、あたまを整理したいときは、ベルベーヌのハーブティーを飲みながらゆっくりと無意識について考えてみてください。きっと、気持ちが落ち着いて整理しやすくなりますよ。