「A Rose by Any Other Name」の意味とは?シェークスピアに学ぶ本質を見極める力。

「A Rose by Any Other Name」の意味とは?シェークスピアに学ぶ本質を見極める力。

”「Rose by any other name would smell as sweet」”というシェイクスピアの名言を耳にしたことがありますか?直訳すると『名前が違ってもバラは同じ香りを放つ』という意味になりますが。この言葉には現代の社会においても通じる深い意味が込められています。

「Rose by any other name would smell as sweet」とは

これは、ウィリアム・シェイクスピアのロミオとジュリエットに登場する言葉で、シェイクスピアの作品の中でも有名な一文になります。これは、ロミオとジュリエットがお互いが恋に落ちますが、ロミオの家族とジュリエットの家族の確執の中で敵対関係になっています。ジュリエットは愛するロミオがモンタギュー家の名前を持つ事が、二人の恋愛の障害になっていることに苦悩します。

これは、有名な「あぁロミオ、ロミオ!どうしてあなたはロミオなの?」につぐ言葉の中に登場する特別な意味をもつ文面です。

ジュリエットは彼女とロミオが、愛し合う障害となる『名前』について深く考えこの言葉を発します。この言葉の中には、彼女が社会的な制約を超えて愛を貫こうとする強い意志が現れています。「名前が違ってもバラの香りは変わらないように、ロミオも彼の家名に関係なく彼の本質は変わらない」という名前の表面的なものよりも人の本質を見つめることの大切さを示しています。

現代における「名前」に縛られる現象とは

ジュリエットの言葉が現代の社会にも通じる理由は、私たちは、一人の人や物を見る前にその名前で評価をしてしまいがちということです。例えば、人の学歴、職業、国籍や性別などで、人の評価をしてしまったり、ブランドの名前で品質を評価してしまったりと、本質を見る前に決めつけてしまうことが多くなっていると思います。名前は、その人やもののバックグラウンドを象徴する一方で、それだけにとらわれると、本当に大切なことを見落としがちです。本質を知って初めてより自分にとって有益な情報が手に入ることがあります。

もし、思考を止めて名前だけで判断してしまっていたら、少しだけ足を止めて本質を見るようにしてみてください。きっと自分にもいいことがあると思いますよ。

バラの香りとハーブの時間

バラには人を惹きつける魅力があります。香りに色、歴史的な背景など、さまざま人がバラを題材に言葉を残したり、生活の中にも取り入れてきました。そんなバラを使ったハーブは香り豊かで、気持ちを高めたい時にはとてもおすすめです。他のハーブと混ぜたり、そのままお湯に入れ香りを楽しむととてもよう時間を過ごすことができます。もし、バラのハーブティーを飲むことがあったら、この言葉を思い返して、物事の本質を考えてみてください。

良いハーブの時間になりますように