風が吹いても痛いと言われる痛風の原因とその予防
痛風という言葉は知っているのに、痛風がどんな病気か知っている人は意外に少ないのではないでしょうか?痛風は放置すると、体を蝕み腎臓や心臓など大切な器官にも影響を与えてしまうので、なる前に予防するのが重要です。
痛風とは
痛風は、尿酸と呼ばれる物質が体の中に溜まることによって結晶化し、体内の一部に蓄積することによって起こる病気です。蓄積した尿酸は体の関節部分にたまりやすく、その溜まった尿酸が炎症を引き起こし激痛として現れます。特に足の親指の付け根は、痛みが現れやすいので親指の付け根に違和感を感じたら注意が必要です。
痛風は、プリン体と呼ばれる物質から作られるので、そのプリン体を多く含む食べ物や飲み物を多く取るとなりやすくなります。昔は、これらの食事が贅沢なものだったので贅沢病と呼ばれていましたが、現在はプリン体を含む食事が多くなったので、多くの人が痛風になりやすくなりました。女性は、尿酸を女性ホルモンなどが関与して、痛風になりにくいと言われていますが、女性ホルモンが減るようになると、痛風になりやすくなります。男性になりやすいから自分は大丈夫と思わないで、食べるものに注意するのは健康の管理の面からもとても大切です。
痛風の予防
痛風になってしまう原因はストレスや食事などの生活習慣である場合が多いです。特に食べすぎや飲みすぎ傾向にある人は注意が必要なので、暴飲暴食などをしないよう心がけてください。さらに、尿酸が排泄されないことも、体の中に尿酸が溜まる原因になってしまうので、尿として体外に排出させることも意識してみてください。特に、尿がアルカリに傾いていると尿酸は排出されやすいので、海藻類やほうれん草、バナナやグレープフルーツを食べるのもおすすめです。体質によって、尿酸が基準値よりも高くても、発作が起きない方もいますが、体外に排出するのに越したことはありません。そんな時は、2ℓ程度の水を毎日何回かに分けて飲むようにしてみてください。尿酸値が高い方は、水分補給が少ない傾向にあるので、水分を増やすだけでも改善する事があります。
痛風とハーブティー
痛風の際、水分の摂取がとても重要になります。ただ、水をたくさん飲むのって大変ですよね。そんな時は、ハーブティーを飲んでみてはいかがでしょう。特に、セージやジュニパーベリー、ヒースを加えたブレンドがそんな時にぴったりです。ジュニーパーベリーそのままだと、香りと味が出にくいので、一度潰してから飲むのがおすすめです。セージの香りが苦手という方は、加えるセージを少なくしてみてください。ストレスも軽減できるとなお効率的なので、ハーブの香りや味で癒しの時間を作るのもおすすめですよ。