リンデンの美味しい飲み方と安らぎの時間

リンデンの美味しい飲み方と安らぎの時間

ハーブを有効に使用する為には、その特徴を知っている事が重要です。

さて、リンデン(セイヨウボダイジュ)というハーブをご存知でしょうか?リンデンの木は高さ30メートルを超える高木で、ヨーロッパでは、古くから鎮静、発汗、利尿の目的で利用してきました。そんなリンデンについて良く知るとより美味しいハーブとして楽しむ事ができるんです。

リンデンとは

リンデンはアオイ科の高木で、甘い香りと味わいが嬉しいハーブとして昔から利用されてきました。初夏に、小さな薄い黄色の花を咲かせます。その花の香り心地よくハーブとしても甘い香りが特徴です。リンデンは、初夏に花や葉を合わせて収穫するのが一般的で、この頃が香りも味も楽しめる時期となります。

リンデンの効果

リンデンには、精油成分のファルネソールが含まれており、甘い芳香が不安や興奮を沈め、緊張を和らげると言われています。また、フラボノイド類も含み、このフラボノイドが発汗作用を持つため、風邪のひき始めや、咳などに使用される事が多く、ドイツのコミッションEモノグラフでは、風邪やそれに伴う咳へ適用があるとされています。

リンデンの味と特徴

リンデンは、フローラルな香りとほんのり甘い味が特徴で、長目に抽出するとその甘みを感じやすくなっています。味わいに深みもあり、単独で味と香りを楽しめる初心者にも優しいハーブとなっています。もし、ドライのリンデンの葉や花を手に入れた場合、葉が大きい時は、少し葉を揉んだり、切ってから抽出すると味と香りを楽しみやすくなります。また、フレッシュな状態でも楽しめ、フレッシュのハーブはより香りを楽しむ事ができるので、それも楽しみになると思います。

リンデンのハーブティーの楽しみ方

リンデンは味も香りも引き立つので、それだけでハーブティーとして楽しむ事ができます。また、ハーブティーだけではなく、紅茶とブレンドしたり、ペパーミントやカモミールなどと一緒にブレンドする事で、より奥行きのある味わいを楽しむ事ができます。

リンデンだけでハーブティーとして楽しむ時

リンデンの葉が大きい場合、少し切ったり揉んで香りを出す。ティースプーン2杯程度のリンデンをとり、ティーポットにいれる。約90度のお湯200ml程度を加え5分ほど抽出する。口の広いティーカップに注ぎハーブティーを楽しむ。

お好みで他のハーブや紅茶、蜂蜜などを加えても良い時間を過ごす事ができます。

リンデンが安らぎの時間を運んでくれますように

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