胃の異変で気づく機能性胃腸障害の原因とその対処
なんだか、お腹が重くなったり、キリキリしたり、灼熱感を感じてとても不安になることってありませんか?薬を飲んでも治らなかったり、原因がわからないともっと不安になってしまいますよね。病院に行って、胃炎や、消化性潰瘍など炎症のある疾患が確認されない時、これを機能性胃腸炎と呼ぶことがあります。
機能性胃腸症とは
機能性胃腸症(ディスペプシア)というと、なんだかとても難しい言葉に聞こえます。簡単にいうと、原因が特定できないのに胃が慢性的に重かったり、みぞおち付近が痛んだり、持たれた感じがする状態です。病院には行っていないけれど、このような症状に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。そのような症状があるときは、過敏性腸症候群も一緒になる場合があります。
昔は炎症など、目に見える変化を重要視する傾向にありましたが、最近は目に見えない変化からくる病気にも目が向けられるようになってきました。
特に、機能性胃腸障害は複雑で、いろいろな要因が関わっています。胃や腸の機能がうまく働いていなかったり、過敏になってしまっていることも原因になります。また、忙しい現代社会のストレスや、不規則な生活で胃の機能が落ちていることも考えられます。
機能性胃腸症の時にできること
機能性胃腸症には、制酸剤や胃を動かす薬が使われることもありますが、目に見える変化に特化した現代の薬では、カバーできないことがあります。複数の薬を使うことで良くなることもありますが、ストレスなど元々の原因となっていることがわかる場合、それを取り除くことが改善の糸口になります。
それでも、ストレスの原因を特定するのが難しい時は自律神経を整える生活を意識してみてください。リズムの崩れた生活は自律神経を乱れやすくしてしまいますよ。
冷えを改善したり、睡眠、食事の時間、適度な運動を少しづつ取り入れるのもいいと思います。
そんな時に選べるハーブ
ハーブは、自分で選んで使えることも魅力の一つです。スッキリして胃に優しい、ジャーマンカモミールや、ペパーミント、スペアミント、フェンネルなどをブレンドしてティータイムに飲んでみてはいかがでしょう。また、気持ちが塞ぐ時には、レモンバーベナや、パッションフラワーなどもおすすめです。変化をつけたい時は、マローブルーやリコリスを加えるのもいいと思います。