お腹が張る時に使う駆風薬の意味とハーブの関係
お腹が張ったり、ガスが溜まって調子が悪くなったとき、ガスを抜くという意味で駆風剤というものを処方された事はありませんか?しかし、駆風という言葉自体聞き慣れないもので、一体どのようなものなのか理解できなかった方も多いのではないでしょうか。では、そんな駆風薬とはどのようなものでしょう。
駆風薬とは
駆風薬は、香り成分の多い精油や辛み成分を含む生薬などを用いることで腸の蠕動運動を促し、胃腸を活発にすることで、体内のガスを排出しやすくする薬剤と言われています。特に芳香性のつよい生薬を用いることでこのような効果が現れるため、茴香や桂皮などが使われます。これは、香り成分が、嗅覚や味覚、胃腸を刺激して、腸の運動を活発化させることでガスを排出させやすくする効果が利用されているためです。
お腹が張る原因と駆風薬
お腹が張る原因は食べ過ぎによる消化不良、便秘、ストレスなどたくさんの原因がありますが、お腹が張ると頭がぼーっとしたりして、集中力も鈍ってしまいます。特に疲れがたまっていると、カラダの機能が鈍くなり、冷え性によるストレスでより胃腸の動きは悪くなります。胃腸の動きが悪くなる事で、ガスが溜まり、お腹が張ったと感じやすくなります。そんな時は、体を温めたり、ストレスを軽減することが役立ちます。それでも胃腸の動きが悪い時は、駆風薬が役立つはずです。
役に立つハーブとブレンド
ハーブの中にも、同じような芳香姓をもつものが多くあります。フェンネルは生薬で言うところの茴香の種ですし、桂皮とカシアやシナモンは同じ植物として利用されることもあります。そんな芳香性のあるハーブを取り入れると、お腹の調子が悪い時に健康を維持するサポートをしてくれるかもしれません。
特に寒い季節は、体が温まりリラックスできるハーブティーブレンドがあなたを守ってくれると思います。そんな時は、カモミール、ペパーミントのブレンドにフェンネルを加えたものもおすすめです。カモミールの甘みと、フェンネルのスパイシーさが相待っていつもとは違う特別なハーブティーが楽しめると思います。このハーブティーを楽しむ場合は抽出時間を長めにしてよく抽出してみてください。