香ばしい香りを嗅ぐ効果と癒しのティータイム
香ばしい香りを嗅ぐと気持ちが落ち着いた経験ってありませんか?ほうじ茶やコーヒー、ナッツに麦など火を通すと良い香りが漂うものは多くありますが、どうしてローストすると香りが良くなり、いい匂いと感じるようになるのでしょうか。
香ばしい香りが生まれる理由
実は香ばしい香りが生まれるのは、火を加えることによって糖とアミノ酸、タンパク質が相互に反応して変化することが関わっています。この反応をメイラード反応と呼び、メイラード反応が起こったものは総じて香ばしく良い香りになると言われています。含まれるアミノ酸の種類によって少しづつ香りは変わりますが、その違いも体調を整えるのに大きく役立ちます。そんな香りの違いを楽しむと、食事としてだけでなく、香りを通した体の変化も得る事ができます。
香ばしい香りの効果
香ばしい香りには生理作用や薬理作用があると言われています。ほうじ茶やコーヒー、食肉やナッツなどそれぞれ火を加えると食欲をそそる良い香りがしますが、その香りは同じではありません。それぞれの成分が、嗅覚器や呼吸器を通して体に吸収されて、様々な作用をします。たとえば、血圧を調整してくれたり、自律神経の安定にも役立ちます。嗅覚器を通して脳内に伝達された信号が、気持ちを落ち着けたり、逆に覚醒させたりと多様な効果を示します。もし、香ばしいものを食べたり飲んだりする機会があったら、これらのことを思いながらよく香りを楽しんでください。きっと日々の生活に役立つと思います。
香ばしい香りのハーブティーと癒しのティータイム
ハーブティーも一度火を入れることで香ばしい香りになるものがいくつかあります。例えば、マテやカルダモンをローストすると甘い香りが増加して、ほうじ茶のような良い香りを楽しむ事ができます。他にも少し火をいれるだけで香りが立ち、いつもと違った香りを楽しむ事ができるものがあるので、一度火を入れて楽しんでみるのもおすすめです。ほうじ茶にハーブを加えて飲むのもいつもより、気持ちが落ち着く時間を過ごす事ができると思いますよ。