紅花(サフラワー)のハーブティーとその使い方
紅花というとどのようなイメージがありますか?多くの人は、食用油や染料としてのイメージが強いのではないでしょうか。そんな紅花は漢方や薬用の植物としても使われてきたとても歴史のある植物なんです。
紅花(サフラワー )とは
紅花はキク科ベニバナ属に分類される植物で、多くの地域で栽培される植物です。日本でも、春から夏にかけて花を咲かせ、その花弁を収穫して様々な色の染料を抽出します。花の咲き初めは綺麗な黄色をしていますが、最盛期を迎えると、その色は赤色に変化します。紅花には鋭いトゲがあるので、収穫は朝のトゲが柔らかい時間に行われます。
紅花に含まれる成分と効能
紅花にはカルサミンという紅色色素と、サフラワーイエローという黄色の色素が含まれています。水で抽出できるのが、黄色の色素なので、紅花のハーブティーは黄色い色をしています。また、紅花には、脂肪酸やフラボノイド類も多く含まれ、婦人病や冷え性、更年期症状などに利用されています。昔から、中国では血液のうっ滞を除いたり、その痛みを和らげると言われ、血行不良による月経痛などに使われてきました、
紅花(サフラワー )の味と香り
紅花は特徴的な香りがあり、その香りは好き嫌いが分かれます。甘くいい匂いに感じる方もいれば、鼻につく香りに感じることもあります、自分の体調によってもこの香りは感じ方が違うので、香りがいいと感じる時に飲んでみるのもおすすめです。この香りは、お湯にいれると少し和らぐので、お湯で長めに抽出して飲んでみてもいいと思います。味はほんのりと甘味があり優しい味わいなので飲みにくいハーブティーではありません。もし、飲みにくく感じる場合は少量を他のハーブティー に混ぜて少しずつ飲んでみてください。