ローズマリーの効能とハーブの時間
ローズマリーという植物をご存知でしょうか。ローズマリーは地中海沿岸地方が原産のシソ科の植物で、葉に力強い香りがあることから昔からさまざま用途に利用されてきました。
ローズマリーとは
ローズマリーは多年草の低木で、一般的には青色の花を咲かせることから、海のしずくとも呼ばれています。学名のSalvia rosmarinusもラテン語のros(しずく)とmarinus(海)からきたと言われ、料理や、植物療法のみならず、キリスト教では祝福に必要な神聖な植物として儀式などに用いられています。
ローズマリーに含まれる成分
ローズマリーの葉には、香りとなる精油成分が含まれています。ロスマロール、カルノシン酸、シネオール、カルソールなどの精油成分の他に、主要な成分としてロスマリン酸や、タンニン、などのポリフェノール、ジオスミンなどのフラボノイドも含まれています。
ローズマリーの効果
ローズマリーに含まれるロスマリン酸には抗酸化作用や抗炎症効果の他に、記憶や脳の機能を保つ効果があるなどといった研究がなされています。また、ローズマリーの香りには注意力を高めたり、集中力を高めるなどの効果が期待されています。
昔からローズマリーは若さの象徴としても考えられてきましたが、研究でも健康を保つ様々な効果が検証されてきています。
ローズマリーの味わい
ローズマリーは爽やかな香りが特徴的ですが、旨味や深い味わいも特徴的です。料理だけでなく様々な方法で使用できるので、ぜひ機会があれば試してみてください。