秋になると、なぜ喉や鼻が気になる?「燥」から考える季節と身体

秋になると、なぜ喉や鼻が気になる?「燥」から考える季節と身体

秋になった途端、喉や鼻が気になる。そんなことはありませんか?朝晩の気温が下がり、空気も少しずつ乾いてくる。さらに秋は、ブタクサやヨモギなどの花粉が飛ぶ時期でもあります。「夏は何ともなかったのに、なぜか秋になると鼻や喉が気になる」

そんな身体の変化を感じると、季節が変わったことを、身体そのもので知るような気がします。

秋は「燥」の季節

東洋医学では、季節ごとに自然界の特徴を捉える考え方があります。

春は「風」、夏は「暑」や「火」、秋は「燥」、冬は「寒」。秋を表す「燥」は、文字の通り「乾燥」を思わせる言葉です。空気が乾いていく秋には、鼻や喉、皮膚など、外界と接しているところにも変化を感じやすい。

もちろん、現代医学では、鼻や喉の不調には空気の乾燥だけでなく、気温差や花粉、感染症など、さまざまな原因があります。それでも、「秋になると、身体にも変化が起こる」

という感覚を、昔の人も季節の中で捉えていたのだと思うと、少し面白くありませんか。

季節を身体で読む

今は天気予報を見れば、気温も湿度も花粉の飛散量も知ることができます。でも昔の人は、毎日の空気や植物の変化、そして自分自身の身体の変化を感じながら、季節を読んでいたのかもしれません。「今日は空気が乾いているな」「なんだか喉が気になるな」「そろそろ秋が来たな」

そんな小さな変化の積み重ねから、季節と身体の関係を見つめてきたのでしょう。

植物を見ていると、人間も自然の外側にいるわけではないんだな、と感じます。季節が変われば、身体も少し変わる。そんな当たり前のことを、ハーブティーを通して、もう一度思い出してみる。

秋は、そんな季節なのかもしれません。

良い秋になりますように

Jasper Green