肌と心を癒すバラの効果:眠れる森の美女(いばら姫)に登場するローズの役割とは
いばら姫(眠れる森の美女”Sleeping Beauty”)の話を知っていますか?グリム童話やディズニーなど様々な場所で目にする機会が多いので、少なくとも一度は見たことがあるのではないでしょうか。バラは、昔から美しさや優雅さの象徴であると言われてきました。眠れる森の美女も、バラに包まれた王女の眠りは、バラの花があることでより一層神秘的で魔法の様な美しさを際立たせていると思います。そんなバラの花にはどんな効果があるのでしょうか。
いばら姫の物語とは
いばら姫はフランスの作家シャルル・ペローが発表した童話に由来する物語です。のちにグリム兄弟や様々な作家によって語り継がれている世界で多くの人に知られている物語です。作家によって多少の違いはありますがおおまかな流れは同じです。
この物語は、ある国の王と王妃の間に王女が生まれた時、妖精たちが贈り物を贈るところからはじまります。しかし、妖精たちの祝福の途中にその祝福に呼ばれなかった妖精(魔女)が現れ、王女は15歳の誕生日に針で刺されて死ぬ呪いをかけられてしまいます。しかし、最後の一人の祝福が終わっていなかったので、最後の一人は、その呪いを軽減し、王女は深い眠りにかけられる呪いとなります。
王女が成長していく中で、王と王妃は王女を守るため国中から針を無くします。王女が成長し、15歳になったとき、王女は隠れて針を見つけてしまい、深い眠りにつきます。この時、国も彼女と一緒に眠りにつき、その国をバラが覆います。このバラは蔓性のバラです。
何年もたったのちに、この国にある国の王子が訪れ、茨に囲まれた城の中には何があるのか気になります。近くに鈴老人に聞くと、「城の中には美しい王女様が眠っています」と答えます。ここが物語の中でも有名なシーンではないかと思いますが、王子は、茂るバラをかき分けて眠れる王女のもとに辿り着きます。バラに囲まれた王女のもとへ向かうと、100年の呪いがとけ、茨がひとりでに開け、王子は城の中に入り、王女を見つけキスをします。すると王女は目を覚まし、王子を見初め同時に城の中のひと全員の目が覚め王子と王女は結婚して幸せに暮らしました。
というのがいばら姫の物語です。ディズニーは少し物語を変えファンタジー要素を強めて物語を作りました。多くの方がこの眠れる森の美女のストーリーを覚えているので、ドラゴンやマレフィセント(魔女)を思い浮かべると思いますが、原作にドラゴンは出てきません。
この物語には、美しさ、運命、愛と時間の経過をテーマにしており、その中でバラが象徴的な存在として現れます。
象徴的なバラとその効能
この物語の中で、バラはお城を覆いを王女や中の人を危険から守っています。バラは古代から、美、愛、そして運命の象徴とされてきました。このバラが王女の美しさや純粋さを表し。呪いと復活の象徴として描かれています。バラのもつ美しさと棘の対比はこの物語にぴったりであり、愛と痛み、幸福と不幸の対比としてとても重要な役割を担っています。この物語は、バラの象徴的な物語といえます。
そんなバラには昔から美容によいとされ美の象徴的なハーブとして知られています。バラの果実はビタミンCが豊富で、その肌のターンオーバーや、シミ、そばかす、シワを防ぐのに役立ちます。また、バラの花にはホルモンバラスを整える効果があり、女性の不調に役立つと言われています。このバラの効果が王女の願い眠りの中でも美しさを保った秘密ともつながると思います。
ローズを使ったスキンケア
バラの花びらは香りが良いだけ出なく、ハーブティーやローズウォーター、化粧水としても利用できます。また、バラの果実であるローズヒップも肌の若返りをサポートしてくれる心強い存在です。ローズヒップやローズの化粧水や、ローズヒップオイル、ハーブティーを使って総合的な美容効果を試してみてはいかがでしょうか。
いばら姫の中で描かれたバラの魔法を日常的に取り入れて美しい時間を過ごしてみてください。