苦味のもたらす健康効果:胃腸や他の臓器を助ける理由

苦味のもたらす健康効果:胃腸や他の臓器を助ける理由

一見すると敬遠しがちな苦味ですがそんな苦味が健康をもたらすことをご存知でしょうか?苦味はただの味覚ではなく、私たちに良い効果ももたらしてくれることが知られています。ではそんな苦味の健康効果とはなんでしょうか。

苦味が健康に良いとされる理由

苦味のある食材は古くから、消化器系や肝臓に良いとされてきました。その理由は科学的にも証明されていあます。苦味は、味覚を刺激することで、胃酸の分泌を活性化することができます。これにより、消化がスムーズになり、胃もたれや消化不良を防ぐことが知られています。また、苦味は消化酵素の分泌も促進し、食物の分解と栄養吸収にも関わりがあることが知られています。さらに苦味には、肝臓の解毒酵素や胆汁の分泌も活性化し、体内の毒素を効果的に分解したり、脂肪の吸収をたすけると言われています。

肝臓の調子が崩れたり胃腸の働きが悪い時に苦味を欲するのはこれが理由と言われています。

苦味が体に悪いと言われる理由

一方で苦味が体に悪いという情報も聞いたことがありませんか?それは、苦味のある物質の中に毒性のあるものが多くあったことに由来していると考えられます。例えばトリカブトには苦味やしびれ感があり、これを通常食べる気にはなれないと思います。確かに苦いものの中には毒性をもつものがありますが、苦いもの全てに毒性があるわけではなく、逆に苦いものには健康的な面が多くあるといえます。

ただし、いくら苦味が胃腸や肝臓を助けるからといって大量に摂取すると胃酸の分泌が過剰になりすぎて悪影響を及ぼします。これがコーヒーを大量に飲むと胃腸に悪いと言われる理由です。どんなものでも摂る量には気をつけてください。

役立つ苦味のある植物

苦味のあるハーブで代表的なのはチコリやダンデライオン、アーティチョークなどです。日本では、センブリやキハダも昔はよく利用されました。中でもローストしたチコリは飲みやすくコーヒーにも似ているので、カフェインを摂りたくない日にはおすすめです。朝食前に飲んで朝をスタートしてみてはいかがでしょう。

苦味が体に優しい働きをしてくれます様に

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