ラズベリーリーフの歴史とその飲み方

ラズベリーの葉がハーブティーになることをご存知でしょうか？ラズベリーの実はフルーツとして様々な場所で見かけるので知っている方も多いと思いますが、ラズベリーの葉（ラズベリーリーフ）もハーブティーとして楽しむことができるんです。

ラズベリーリーフとは

ラズベリーリーフは、植物であるラズベリー（Rubus idaeus）の葉です。一般的には、ラズベリーの実を収穫するのに栽培されますが、その葉も健康目的で利用されています。ラズベリーリーフには多くの栄養素や抗酸化物質が含まれ、特にビタミンCやケルセチンが豊富なので抗酸化作用が期待できると言われています。さらに、これらの物質には炎症を抑えたり、免疫を強化する効果があるとされているので様々な分野で、ラズベリーリーフは利用されてきました。また、古代から女性の諸症状にラズベリーリーフが使用されてきたため、女性のためのハーブとしても知られています。

ラズベリーリーフの歴史

ラズベリーリーフは古代から様々な文化で利用されてきました。

古代ギリシャでは、ラズベリーリーフは胃腸や出産のサポートとして利用されていたと言われ、中世になると女性の健康問題、特に出産のサポートに利用されたとされています。また、海を超えたアメリカ大陸でもネイティブアメリカンが消化不良や生理痛などに利用したと言われています。ネイティブアメリカンの間では、ラズベリーリーフは精神的な性質を持っており、儀式などにも利用されたといわれています。南西部に先住していたナバホ族はラズベリーリーフにはネガティブな意識を払う力があると伝えられてきました。また、他の部族では、ラズベリーリーフを噛むことで幸運がもたらされるとして、生活の中に取り入れられたと言われています。