茶香炉で楽しむハーブの魅力とその使い方
茶香炉という言葉を聞いたことがありますか?茶香炉は、お茶の葉に火を加えることで、熱によって変化するお茶の香りを楽しむ器具です。そんな茶香炉とハーブは実はとても相性が良いのです。では、どのようにすればそれぞれの魅力を引き出すことができるのでしょうか。
茶香炉とは
茶香炉は香炉と呼ばれる陶器などで作られ、香りの元となるお茶を加熱することで、少しずつ変化するお茶の香りを楽しむことができる器具です。
お茶には香気成分と呼ばれる香りの元となる成分が多く含まれ、その複合的な香りをお茶の香りとして私たちは認識しています。この香り成分は加熱することで甘い香りに変化します。この甘い香りの成分はピラジン類やピロール類と呼ばれ、強く火入をすれば甘い香りが強くなる傾向にあります。
茶香炉は、そんなお茶の甘い香り成分をゆっりと火を加えることにより、楽しむことができ、気持ちを落ち着かせたい時やリラックスしたい時にはとてもおすすめです。
茶香炉の使い方
茶香炉の使い方はとても簡単で、茶香炉の上の皿の部分に大さじ1杯程度の茶葉を乗せ、火をつけて香りがするまで、10分ほど待つと部屋全体がお茶の良い香りで包まれます。
焦げないように時々かき混ぜると、より長く良い香りを楽しむことができます。蝋燭など火を使うものは、倒したり、忘れて放置することがないように、使わない時は火を消すことを忘れないように注意しましょう。
香りの効果
香りを司る嗅覚は、他の五感以上に素早く本能に関わる大脳辺縁系とよばれる部位届きます。さらに届いた香りの信号は人間の感情や行動を左右する視床下部という部分に伝わり感情を変化させます。特にホルモンバランスが崩れている時に、良い匂いと感じることはとても重要で、香りがホルモンのバランスを整えてくれることがあります。
茶香炉とハーブの組み合わせ
実はハーブやスパイスもお茶と似た成分が含まれるものが多く、火を入れることによりそれぞれの香気成分が複合的に混じり合いとても良い香りになります。特に、お茶と組み合わせることによって、お茶だけでは表現できない、深くさわやかな香りを楽しむことができるので、香炉をもっている場合は、ハーブやお茶と組み合わせて試してみてはいかがでしょう。自分の空間がとても素敵なものになると思います。
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