免疫を高める生活習慣とハーブの時間

免疫を高める生活習慣とハーブの時間

コロナウイルスなどの感染拡大によって、免疫という言葉をよく耳にするようになりました。しかし、この免疫がいったいどのようなものかしっかりと知っている人は少ないのではないでしょうか。

免疫とは

免疫という言葉は、疫(伝染病)から免れるという意味で利用されてきた言葉です。古くから、人類は多くの疫病と闘ってきました。さらに、そんな疫病の原因が細菌やウィルスであると特定されてから、医療は飛躍的に進歩しました。発展していく医学の中で、体が疫病から体を守るシステムも多く発見され、それを免疫システムと呼ぶようになりました。外部から侵入してくるものから体を守る免疫という仕組みは、多くの細胞が複雑に絡みあい、病気などからわたしたちを守ってくれます。

免疫を高めるために

体が持つ免疫システムは、多くの細胞が関わっています。そんな体を外部からの攻撃から守るためには、この免疫システムを正常に働かせる必要があります。

まず、外部からウイルスや細菌が侵入してくると、体はその侵入者を倒そうとします。そのときに役立ってくれるのが、免疫システムです。このシステムをうまく働かせるためには、自分の細胞がうまく働いてくれる必要があります。

まず、自分の体が正常に働くためには、適切な栄養と体温がとても重要です。もし、体が急に冷えたり、体力が落ちていると、侵入してきたウイルスや細菌が体の中で急激に増殖してしまいます。この最初の免疫システムをうまく働かせる事が体を健康に保つ秘訣となります。

もし、ストレスや疲労で体が疲れていたら、そのストレスや疲労から逃れるようにしてください。そして、どうしても、無理をしている時は、首や、お腹、鼠蹊部などが冷えないような生活を心がけてみてください、これらの場所は免疫システムが集まっている場所なので、温めることで、免疫システムがうまく働くようになるはずです。

免疫とハーブの関わり

昔からわたしたちは、植物の力をつかって、疫病から体を守ってきました。それは、植物のもつ様々な作用が、免疫システムをうまく働かせるのに役立ってきたからと言えます。

漢方では、風邪のひき始めには葛根湯を使いますし、中東やヨーロッパではいまだにカモミールティーを風邪の時には飲んでいます。それには、植物が、抗炎症作用や発汗作用などもつ成分を持っており、それを利用してきたと考えられます。

エルダーフラワーやリコリスは抗炎症作用がありますし、ジンジャーやシナモンは体を温める成分が含まれています。現在では、あまり利用されなくなったハーブや植物の力で、日頃から健康を守ってもいいのではないかと思います。

健康と思える時間が増えます様に

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