よく耳にする『自律神経が乱れる』とは
季節の変わり目であったり、環境が変わったりした時『自律神経が乱れる』という言葉をよく使うと思います。では、そんな自律神経とはどのようなもので、どんな役割をもっているのでしょうか。
自律神経とは
自律神経は、簡単に言うと私たちが自分の意思で動かすことのできない神経です。例えば、自分の意思で心臓の動きを止めたり動かしたりできないように、体が勝手に生命活動を維持する手助けをしてくれるのが、自律神経です。胃腸や肝臓などたくさんの内臓器官をこの自律神経が調整しています。
交感神経と副交感神経
自律神経という話題の中に、交感神経と副交感神経という言葉がよく一緒に出てくると思います。自律神経はこの交感神経と副交感神経の2つによって、うまく調整されています。交感神経が体を活発に動かすアクセルのような存在で、副交感神経は動きをゆっくり調整するブレーキのような役目をしています。
よく、自律神経が乱れるといっているのは、この2つの神経がうまく噛み合わなくなってしまった状態です。
昼に働く交感神経と夜に働く副交感神経
昼は、体を活発に動かしたいので交感神経が活発になり、心拍数が増え、脳も活性化します。夜は反対に体をリラックスさせたいので、心拍数は減り、脳もゆったり眠りやすくなります。夜に副交感神経が優位になってくると、体も休まりリラックスできる生活ができます。反対に交感神経が夜も昼も働きすぎてしまうと、眠りにくくなったり、胃腸の調子が悪くなり、腹痛や便秘、下痢などを繰り返す事にもつながります。
このように2つの神経がうまく働かなくなった状態を『自律神経の乱れ』と呼んでいます。
自律神経を整えるティータイム
自律神経が乱れてしまったと感じる時、ハーブの色や香りはとても役に立ちます。特に、香りのよいレモンバーベナやペパーミントは緊張が過剰になってしまった時におすすめです。抽出時間を長めにして香りを楽しんでゆったりと時間を過ごしてみてください。きっとそんな時間が重要な役割を担ってくれるとおもいますよ。