ハーブのペパーミントティーと漢方の薄荷:体の熱をとり、気分を変えるティータイム
ミントティーというとどんなイメージがあるでしょうか?おそらく爽やかな香りと清涼感をイメージする方が多いのではないかと思います。今日はそんなミントについてお話ししたいと思います。
ペパーミントは“熱をとる”植物
夏の暑さや、ストレスで頭が重いとき。そんなときに役立つのが「ペパーミント」です。
漢方では 薄荷(はっか) と呼ばれ、体にこもった熱を冷まし、頭をすっきりさせる生薬として使われてきました。清涼解表薬と呼ばれ、熱を冷まし、体表にこもった邪気(風邪)を発散させる為に、風邪の初期に利用されました。特に、のぼせや目の充血、喉の違和感など「熱」に関わる不調に用いられることが多いです。
ハーブティーとしてのミント
一方、西洋ハーブとしてのミントティーは、清涼感のある香りと味わいで、気分を切り替えるサポートをしてくれます。メントールと呼ばれる成分が体感的に「熱を冷ます」と言われ、爽やかな清涼感を演出しています。
• 仕事や勉強の合間に飲めば、集中力を取り戻す手助けに
• 気分が沈んでいるときに飲めば、気持ちを軽やかにリフレッシュ
• 食後に飲めば、消化を助け、口の中もすっきり
まさに「気分を変えるときにぴったり」のハーブではないかと思います。
爽やかな時間を運んでくれるハーブティー
ペパーミントは「体」と「心」の両面にアプローチできる貴重なハーブです。身体の熱を取りながら、同時に香りで気分を前向きに整えてくれる、そんな二重の働きを持つのが、ペパーミントティーの魅力です。
慌ただしい日々の中で、ほんの一杯のミントティーが「爽やかな時間」を運んでくれるかもしれません。
ホットで飲む場
•茶葉(ドライミント) 小さじ1〜2杯をティーポットに
•熱湯 200mlを注ぎ、ふたをして約5分蒸らします
•香りを逃さないよう、できればしっかり蓋をして抽出するのがおすすめ
•ストレートでも美味しいですが、気分に合わせてカモミールを少し加えると優しい甘さでリラックス感が増します
ホットでいただくと、体の芯からじんわりと熱を整えてくれ、香りの揮発成分が鼻や頭をすっきりさせてくれるはずです。
ミントが爽やかで気分を変える時間を運びますように