自律神経とこころとからだのバランス
「自律神経が乱れていますね」と言われてもどう対処したらいいのかわからずより不安になってしまったという経験はありませんか?自律神経は、間違いなく体の不調に関わる神経ですが、この乱れは自分では対処しずらく、わからないままにしておくとより体が不安定になってしまいます。ではこの自律神経とはどんなものでしょうか。
自律神経とは
自律神経は意識的にコントロールすることなく、体の様々な機能を調整する神経の一部です。これには目の動き、呼吸、心拍数、胃腸の働き、体温調節などが含まれ、これらを自律神経が司っています。自律神経はもともとは、生物として生きる機能であり、敵と戦ったり、逃げたりする時にその機能を発揮してきました。これには二つの神経が関わっていて、活発になる神経を交感神経、リラックスと回復モードに働く神経を副交感神経といいます。
自律神経とこころとからだのバランス
自律神経は生物が生きるのに重要な神経ですが、現代の社会ではこの自律神経に負担がかかりやすくなっています。それは、リラックス状態よりも、過剰な不安や緊張が周りに溢れ、うまく気持ちを休ませられないことが原因となっています。通常は、これらのバランスが整い、緊張と緩和でこころのからだの均衡を保っていましたが、それが緊張状態から抜け出せないことで、不安がぬぐえず、心が壊れてしまうことも少なくありません。
そうならないためにも、気持ちを落ち着かせ、交感神経優位な状態から副交感神経優位な状態への移行をスムーズにする必要があります。簡単にスマホをおいてゆったりするだけでも変化は現れるのでぜひバランスをとれるようにしてみてください。
自律神経とハーブ
自律神経を整えるのにはハーブも有効です。特に、ラベンダーやカモミールの香りをとりれると、副交感神経が優位になりやすくなります。ゆっくりとハーブの香りを嗅ぎ、良いティーポットでカップにハーブティーを注ぎ、可愛らしいティーカップで飲む。それだけで心は安定してくるはずです。
良いハーブと心休まる時間になりますように