味覚を変える不思議な植物ギムネマ
ギムネマというハーブをご存知でしょうか。糖の吸収を抑えるとも言われることから、健康茶として流通しているので一度は目にしたことがあるかもしれませんが、ギムネマについて深く知っている人は少ないのではないでしょうか。
ギムネマとは
学名をギムネマシルベスタと言い、熱帯や亜熱帯に自生するガガイモ科の植物です。葉は卵形や楕円形で、雨季になるとつる状ととなり他の植物に絡みつくののが特徴です。インドやタイ、インドネシア、中国などに自生し、アーユルベーダ療法にも登場する伝統的な植物となっています。
味覚を変える植物
ギムネマは、糖の吸収に関わると言われるだけでなく、味覚を変える植物としても知られています。植物の中には、食べると味の変わる魔法のような植物がいくつかありますが、ギムネマは糖の甘みを感じなくさせる成分を含んでいます。他には、レモンなどの酸っぱさを甘みに変えるミラクルフルーツもよく知られていますが、このギムネマは甘いものを感じなくなるので、ギムネマを噛んでから甘いものを食べると、なんとも不思議な経験をすることができます。
ギムネマの試し方
ギムネマを口の中に含み、味が出るまで噛んで葉を捨てると、口の中が苦くなり、その後に砂糖を食べても砂利を食べているような体験をすることができます。お茶として飲んでも、甘みの受容体はブロックされるので甘みが無くなりますが、噛んだ時よりは緩やかです。最初味がなくなったときはとても驚きますが、30分もあれば味は戻るといわれています。
ギムネマで味覚の変わる不思議な体験をしてみてはいかがでしょう