新緑の季節が心に与える力

木々が鮮やかな緑に染まる季節。この「新緑の季節」には、自然のエネルギーが満ちあふれ、人の心と身体にも深い影響を与えるといわれています。特に最近では、東洋医学やハーブの観点から、新緑の季節は心を整える季節ととらえられるようになりました。
東洋医学では「肝」と気の巡りが関係
東洋医学では、春から初夏は「肝(かん)」が活性化する季節とされ、「肝」はストレスの調整や気の巡りに関係しています。この時期に緑を眺めることは、肝を癒し、気の流れをスムーズにする効果があると考えられているんです。
西洋のハーブの考えでも「再生」の季節
一方、ヨーロッパの伝統医学では、春は「再生」の時期とされてきました。ハーブも春にぐんぐん芽吹くものが多く、デトックス作用のあるネトル(イラクサ)や、リフレッシュに優れたペパーミントなどが多く用いられます。この季節に合わせて、心と身体を整えるハーブティーを日常に取り入れることで自然と一体になることができます。
緑を見るだけでも効果がある
実は、森林浴と呼ばれる療法があるほど、緑には癒しの力があることが科学的にも示されています。新緑のやわらかい色合いは、自律神経を整え、目や脳の疲れを和らげてくれます。緑の中で過ごす時間は、心の緊張をほどくこともできるんです。
ハーブティーと過ごす、新緑の時間
気持ちが落ち込みやすかったり、なんとなく疲れを感じやすい人こそ、外に出て緑を眺めてみてください。
そして、ハーブティーを片手に、深呼吸する時間をとってみてはいかがでしょうか。自然と呼吸が深くなり、体の中から整っていくのを感じられるはずです。
おすすめのハーブは:
• ネトル:春の体内リセットに
• ペパーミント:目覚めとリフレッシュに
心整う新緑の季節
新緑の季節は、一年の中でも特別な癒しの力を持っています。
自然のサイクルに寄り添うことで、わたしたちの心もまた、静かに整っていくのです。
ゆったりとした時間、やさしい緑、そして一杯のハーブティー。