手をよく使う人に起こりやすい手湿疹
利き手の指や掌が赤くなったり、カサカサしてきてひび割れるなどの症状に悩まされた経験はありませんか?いったんひどくなると、なかなか治らない事から不安になってしまうことも少なくありません。特にアルコール消毒や石鹸を多用する時期は注意が必要です。そんな手湿疹が疑われる時、私たちはどんなことが出来るのでしょうか。
手湿疹とは
手湿疹は、調理師や美容師、理容師など毎日頻繁に手を使う人に多い手荒れの一種で主婦湿疹とも呼ばれます。石鹸やお湯など手の皮脂膜を洗い流してしまうもの多く使用することで起こりやすくなり、特に利き手側がよくなります。
症状は、手の指や掌など柔らかい部分が赤くなったり、ひび割れたりして痛みが出ることもあります。皮がむけてボロボロとしたり、みずぶくれのようになる事から、違う病気を疑ってしまうこともありますが、多くの場合手の皮膚が弱くなり、そこに刺激が加わる事から始まります。
手湿疹にも乾燥して手が赤くボロボロになる乾燥型の手湿疹と、みずぶくれが出来る湿潤型があるので注意が必要です。
手湿疹の時に気をつけたいこと
手湿疹の主な原因は、炎症です。慢性的な刺激が加わると皮膚はどんどん弱くなり、炎症が起きやすくなります。そんな時は、できれば手を使うことを控えてみましょう。紙を触る仕事も、指の皮膚が薄くなるので注意が必要です。手湿疹は手を使わなくなると改善する事が多いので、いかに上手に手を休ませるかがポイントです。
また、ひび割れがひどく、肌がざらざらしたり、ひび割れたりする時は病院でお薬をもらって使うことも重要です。その場合、もらった薬はしっかり使い切って短期間で治療してみてください。
手荒れが気になる時のハーブ
手荒れが気になるとき、そんな時はカモミールをベースにローズヒップを加え少量のカレンデュラとリコリスを足してハーブティーを作ってみてはいかがでしょう。リコリスは小さく刻んであるものがおすすめです。甘い香りと味が気持ちもゆったりさせてくれると思います。