胃炎の起こるメカニズムとハーブティー
春になると、環境の変化から胃の調子が悪くなったり、体が不安定になってしまう事ってありませんか?では、どうして、心の状態や気持ちによって胃炎がおこるのでしょうか。
胃炎と自律神経
胃炎の主な原因は、胃酸が出過ぎて胃の粘膜を傷つけてしまう事です。胃は、自律神経と呼ばれる神経に支配されていて、普段は自分の意思で動かすことができません。よく精神的に不安定な時期に自律神経が乱れると言われますが、ストレスが溜まると、この自律神経の交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまいます。
特に胃は自律神経の変化に敏感で、ストレスによって自律神経が複雑に変化してしまうので、普段の均衡状態が崩れ、胃腸が不安定になります。通常は交感神経と副交感神経のバランスがとれていますが、一度崩れると、副交感神経が優位になると一気に、胃酸の分泌が増えたり、その間に交感神経が働く事で、胃の粘膜を保護する液の分泌が減ってしまい、胃の粘膜に炎症がおきてしまいます。
胃腸と食事
胃腸は食事の影響でも、炎症が起きやすくなります。特にストレスや付き合いで脂肪の多い食事が増えると、胃酸が増える原因になってしまいます。胃酸が増えると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍と呼ばれる状態になってしまったり、逆流性食道炎になったりと、負担が大きくかかります。そうならない為には、少し胃腸に負担を感じたら、胃を守る事ができるような食事に変えたり、ストレスから身を守る事が重要です。
食事は、急性期には絶食して水分補給する事が重要です、少し落ち着いてきてからおかゆなど負担の少ないものをとるといいでしょう。胃を強くしたい場合は、卵や大豆などのタンパク質類や、ビタミンA,C,B群などを取り入れるのもおすすめです。
胃腸とハーブティー
胃腸の不調が続く時はハーブもとても役に立ちます。ストレスによるリラックスの軽減や、胃腸自体の動き、ビタミン類の摂取にも向いているので、その時に合わせたハーブを取り入れてみるのもおすすめです。もし、どんなハーブを選んだらいいかわかりにくいときは、自分の状態を理解した上でハーブを選んでみるといですよ。
ビタミン類の豊富なローズヒップやレモングラス、リラックスしたい時におすすめのカモミールなどをブレンドしても美味しく楽しめるとおもいます。