植物に色がある理由

植物に様々な色があることを不思議に思う事ってありませんか?同じ種類の花ですら、違う色の花をつけ、何色もの彩をもって存在しています。そんな植物はどうして多くの色をもっているのでしょうか。

植物と色

植物に色があるのを、大人になるとだんだんと当たり前に感じて疑問をもたなくなってしまいます。しかし、いざ考えると答えがでない事がおおいですよね。

植物は、根を張ってその場所から動く事ができないので、環境をかえたり、自分自身で何かを始める事ができません。そのため、環境を変えたかったり、何か行動を起こしたい時は、その他の生物の力を借りざるを得ません。植物は様々な色で他の生物を誘導することで、子孫を残したり、環境を変えたりするんです。

植物の緑と紅葉

植物はそのなかに葉緑体という構造を持っています。この中にはクロロフィル(葉緑素)が含まれるので植物は緑色をしていて、その力で光合成をしています。この光合成のおかげで、植物はその場所から動かなくても効率的にエネルギーを得る事ができるんです。秋になると、日照時間が短くなり気温が下がるため、光合成の効率がおちます。そのため、植物は自分を守るため、クロロフィルを分解し、緑の成分がなくなります。そうなると、アントシアニンが合成され赤が現れます。一方で、イチョウなどの植物は、クロロフィルがなくなり葉緑体の近くに存在するカロテノイドの色が現れる事で黄色を示します。このように、植物は動けない中でも、気温や環境に適応するために、様々な色をもっているんです。

植物の色を取り入れる

植物は、時期によって色を変化させます。その色の変化は、季節や環境に作用されやすいので、私たちもその時期に合わせて植物を取り入れると、環境に順応しやすくなるはずです。そのためには、季節にあったハーブを生活に取り入れると体調を整える事が容易になるとおもいます。

植物の色が体調を安定させてくれますように