考えすぎてすぎて疲れた心に必要な「余白」

考えすぎてすぎて疲れた心に必要な「余白」

考えすぎて前に進めなくなってしまうことはありませんか?少しの期間なら誰にでもあることですが、その状態が長く続くと、心が疲れてしまい、眠りが浅くなったり、体が重く感じたりと、少しずつ体にも不調が現れてくることがあります。考えても答えが出ないのに、気づけば同じことを何度も思い返してしまう。そんな負のループのような状況から抜け出すには、一体どうしたらいいのでしょうか

考えすぎて心が疲弊してしまう原因

私たちの心は、とても真面目です。「失敗しないように」「後悔しないように」と、大切なことほど、何度も確認しようとします。特に疲れているときや、先の見えない不安を抱えているときほど、思考は同じ場所をぐるぐる回りやすくなります。これは弱さではなく、自分を守ろうとする自然な反応です。「考えすぎてしまう自分はダメだ」と責める必要はありません。それだけ、真剣に過ごしている証でもあるのです。

同じことを考えてしまうループから抜け出せない理由

心理学や脳科学では、この状態を「反すう思考(rumination)」と呼びます。人は強い不安やストレスを感じると、脳の中で問題解決を担う部分が過剰に働き続けることが知られています。すると、答えが出ていない問題を「考え続けることで何とかしよう」としてしまうのです。また、視線が下がり、体が緊張した状態が続くと、脳は「まだ危険がある」と判断しやすくなります。

つまり、同じ考えが止まらないのは、意思の問題ではなく、脳と体が緊張状態から抜け出せていないサインとも言えます。

空を見上げることが持つ意味

ここで、少し意外に思われるかもしれませんが、「空を見上げる」という行動には、心を切り替えるためのヒントが隠れています。視線を上げると、呼吸が自然と深くなり、体の緊張がわずかにゆるみます。

また、空の色や広がりを見ることで、注意が「内側の思考」から「外側の世界」へ移ります。

この切り替えが、思考のループを一時的に緩めるきっかけになることがあります。とはいえ「考えるのをやめよう」と思うほど、かえって難しくなるのも事実です。

だからこそ、香りと色のある時間が役に立つ

そんなとき、意識的に何かを「頑張る」必要はありません。ただ、温かい飲み物を手に取り、

香りを感じる時間を持つだけでも、体は「今は少し安心していい」と受け取ります。ラベンダーやカモミールの香りは、昔から夜や休息の時間に寄り添ってきた植物です。一杯のお茶を飲みながら、ふと空を見上げる。

それだけで、心が整理される「余白」が生まれることがあります。前に進もうとしなくていい。答えを出そうとしなくていい。思いをほどく合図は、意外と静かなところにあるのかもしれません。

考えがぐるぐるするときは、心を責めずに、少し空を見てみてください。

上を向くその一瞬が、あなたの思いをほどくきっかけになりますように。

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