色彩の法則と心の反応:ヨゼフ(ジョセフ)・アルバースの「正方形讃歌」に隠された心理の力とは

色彩の法則と心の反応:ヨゼフ(ジョセフ)・アルバースの「正方形讃歌」に隠された心理の力とは

ヨゼフ(ジョセフ)・アルバースという芸術家をご存知でしょうか?アルバースは色彩の力を探究し、晩年に「正方形讃歌」として彼が追求した作品の中で色彩の法則を強調しました。彼の作品は視覚的な美しさだけでなく、みる人の心理にも色は影響を与えるということを追求しました。そんなアルバースが追求した世界とはどのようなものなのでしょうか。

ヨゼフ・アルバースの「正方形讃歌」とは

ヨゼフ(ジョセフ)・アルバース(1888-1976)は、ドイツ出身の美術家で色彩の形態と関係にについての研究を深め、多くの芸術家に影響を与えました。

彼の作品である「正方形讃歌」は彼の有名な抽象画シリーズで、色彩の相互作用と視覚的な知覚に焦点を当て、複数の正方形を単純な形状の中に階層的に配置した構造を繰り返し探求しました。これは単なる正方形の配列ではなく、見たものの心にも影響を与える作品となっています。

「正方形讃歌」は一見すると正方形の並んだ単純な構成ですが、シリーズ全体を通して、色の相互作用によって 見る人の心に大きな影響を与える作りとなっています。色は、人の心に大きな変化を与えます。それは、単に一瞬のことでなく、その時の心の状態や時間によっても変化するとても繊細なものです。アルバースの作品は色彩が他の色と隣り合わさった時に起こる変化を追求しました。視覚的に明瞭な彼の作品は、心理的には複雑な反応を引き起こすと言われています。

この「正方形讃歌」は色が色としてだけでなく様々な分野に影響を与えることを強調しました。彼の作品の影響をうけたアーティストやデザイナーにも受け継がれています。

色彩と視覚の物理的法則とは

色彩の相互作用というのは、通常生活している上で気づくことは少ないかと思います。しかし、不安を感じたり、ストレスを感じた時、色の変化というのは心に大きく語りかけてくると思います。彼は、そんな色彩に注目し、隣り合う色が互いにどのように見え方を変えるかということを探究しました。その結果、色が他の色とどう共鳴しあうかを明確にしました。

色彩の心理的効果とは

色彩が人間の感情に影響を与えるということは、現代では様々な分野でしられ、多くの場所で使われています。アルバースの作品を見ていると、単なる色の配置が私たちの気分や感情に与える影響がとても強いことを感じさせてくれます。鮮やかな赤はやる気をひき起こし、深い青の正方形はおそらく静けさや安心感を与えると思います。最初に彼の作品を見るとなんとも言えない心の変化を感じると思います。その正体については、初めて見ている時はなかなか気づかないと思いますが、彼の表現したかったものを感じながら見るとより強いメッセージを感じます。

アートと心理とこころ

アルバースは色彩が物理的に作用する一方で、それが見るものの心にどのような影響を与えるか巧みに表現しました。「正方形讃歌」は色の科学と心理の世界をつなぐ存在です。現在のアートやデザインにおいても、アルバースの影響を強く感じます。これは、インテリアデザインや広告にも影響を与え、心の安心や安定を日々の生活の中から受け取ることができるようになっています。心が疲れたり、不安定になった時、色を取り入れて安定を取り戻してはいかがでしょう。

ハーブティーは、他の飲み物よりもそんな色の影響を強く表現することができます。心が不安定な時ほどハーブの色を見て心を動かしてみてください。

アートとハーブが素敵な時間を運びますように

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