夏の始まりに心がときめく理由とハーブの時間

夏の始まりに心がときめく理由とハーブの時間

夏が始まると、何となく心がワクワクします。どうして夏の始まりはこんなに心が高鳴るのでしょうか?特別なことがあるわけではないのに、なんとなくワクワクするこの感覚には、実はきちんとした理由があるのです。

夏は心と体が目覚める季節

夏になると、私たちの体内では「セロトニン」という神経伝達物質の分泌が高まると言われています。

セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、心の安定や前向きな気分をサポートしてくれるものです。日照時間の増加により、自然とセロトニンの分泌が促されるため、私たちは知らず知らずのうちに気持ちが明るく、活動的になっていくのです。

また、夏に向けて自律神経も「交感神経」が優位になりやすく、心身が動くモードに切り替わっていきます。これも、あの“ワクワク感”の正体のひとつです。しかし、その変化に疲れてしまう人も少なくありません。だからこそ、「ワクワクする気持ち」を無理に押し込めず、丁寧に味わう時間がとても大切です。

ハーブティーで、気持ちと呼吸を整える夏

そんな季節の始まりに、ハーブティーの時間を取り入れると気持ちが整いやすくなります。暑さで疲れた体に、ミントやレモングラスを加え、青い色に整えると心が落ち着きやすくなるはずです。

鮮やかな青い色には「視覚からのリラックス効果」もあり、ゆったりとした気分を取り戻したいときにおすすめです。透明なグラスに注いで、ゆっくりとティータイムを楽しむ。それだけで、小さな非日常が生まれます。

繰り返しを避けて、心躍る夏に

私たちの毎日は、気づけば同じことの繰り返しになりがちです。でも、ふと季節の変化に気づき、新しいティーカップを手に取り、少しだけ丁寧にお茶を淹れてみる。そんな時間の中にこそ、自分を取り戻すきっかけがあるのではないでしょうか。夏の始まりのこの“ときめき”は、ほんの一瞬の季節がくれるプレゼントのようなものです。だからこそ、流してしまわずに大切にすると良いと思います。何気ない日常に、美しさや意味を感じられる。それは、忙しさの中で見失いがちな“自分自身”にそっと寄り添う、大切な習慣なのかもしれません。

今年の夏もよい夏になりますように

薬剤師が作るハーブティー専門店 Jasper Green