甘い安らぎを与えてくれるリンデンの特徴とその飲み方
リンデンというハーブをご存知でしょうか?日本では西洋ボダイジュとも言われる大きな木で、『1000の用途に使われる』と言われるほど、ヨーロッパでは人々の生活に深く関わってきた植物です。リンデンは、ライムと呼ばれることもありますが、柑橘のライムとは別の植物です。そんなリンデンにはどんな特徴があるのでしょう。
安らぎのリンデンの特徴と効能
リンデンは、ヨーロッパ原産のハーブでドイツ語で、リンデン、英語ではライムと呼ばれています。リンデンの木は大きく成長する高木で、夏になるとクリーム色の花を咲かせます。
昔からヨーロッパでは鎮静や発汗、利尿などの目的で使われてきました。ハーブ療法の発達しているドイツでは風邪や、それに伴う咳に用いられています。そんなリンデンの花の甘い香りは、私たちの不安や、心の緊張を解いてくれるとても素晴らしいハーブです。リンデンを入浴剤がわりにすると、香りが広がり、疲れた心を癒してくれるはずです。
「リンデンフラワー」と「リンデンウッド」の違い
リンデンの甘い香りは、蜂蜜を作る時にも重宝されています。リンデンのハーブには、花を使うものと木を使うものがあり、用途も味も違うので、その時にあった方を選んでください。表記状は「リンデンフラワー」が花や葉を使用したもので、「リンデンウッド」が木部を使用したものになります。
リンデンフラワーはほんのりとした甘い香りが特徴で、リラックスや鎮静効果を目的に使用され、発汗作用から、風邪の際にも使われてきました。一方リンデンウッドは利尿や消化促進などを目的に利用されます。味や香りは強くないので、他のハーブとブレンドがおすすめです。
リンデンの飲み方
リンデンは、他のハーブとのブレンドもしやすいです。特にエルダーフラワーとの相性が良いですが、シングルのハーブとしてもとても魅力的です。甘く香るリンデンフラワーとすっきりとした味わいが、こんな時期にはとてもオススメです。ティースプーン1〜2杯をポットに入れ、200〜300mlの熱湯を注いで、5分ほど待ってから飲んでください。暖かい方が美味しく飲んでいただけると思います。
リンデンの香りが癒しを与えてくれますように