甘酸っぱい果実とビタミンC

普段は酸っぱいものは好きではないのに、急に酸味のあるものを食べたいと思うことはありませんか?どうして人の体は、急に酸味を欲するようになるのでしょう。

人が酸味を好む理由

人は他の動物たちよりも酸味を好む傾向にあります。その理由にはいくつかの議論がありますが、人は疲れてくると、クエン酸などの酸味と糖質を必要とすると言われています。エネルギーを作り出す時にクエン酸が必要なので、疲れている人ほど酸味を好むんです。また、クエン酸などの酸味のあるものは、一緒にビタミンCを含んでいるものが多いです。人は、体内でビタミンCを合成することができないので、外から取り入れる必要があります。つまり、ビタミンCが不足していると、酸味を求めればおのずとビタミンC摂取できることになります。そのため、人は酸味を他の生物より好むようになったのではないかと言われています。

酸味のある食事

果実であったり、発酵食品であったり、植物であったり酸味は多くの食品に含まれます。酸味は体にいいものが多い反面、強すぎると体は拒否反応を示します。それは、食品が腐ったり、毒性が強いときに酸味が体を守る指標となっていたためだと考えられます。しかし、人はエネルギーを必要としたり、ビタミンCが不足すると、酸味を欲して体調を維持しようとします。つまり、酸味は適度においしいとおもえるくらい摂取するのが一番いいです。

酸味とハーブティー

ハーブティーにも酸味を含むものがあります。特徴的なのがハイビスカスで、クエン酸やリンゴ酸を多く含んでいます。そのため疲れているときには、ハイビスカスとローズヒップを加えて飲むときっと美味しく感じやすいはずです。ハイビスカスの量を調整すれば、酸味もその時の状態に合わせてとることができるのでとてもおすすめのハーブティーですよ。余裕があれば他のハーブとブレンドするとより美味しくなります。

酸味で疲れた体が癒されますように