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秋の訪れを教える七草と季節の色

秋の野山に咲く花を見ると、ほかの季節以上に日本らしい趣きを感じませんか?万葉集には山上憶良(やまのうえのおくら)が読んだ秋の七草が記されています。今でも、これらの植物は日本でよく見る事ができますが、春の七草に比べ、秋の七草を知っている方は少ないのではないでしょうか。少し寂しさが増す秋の花たちが元気を届けてくれるかもしれません。

秋の七草

春の七草はお粥を作って一年の無病息災を祈る風習がある為、良く目にする機会が多いですが、秋の七草は食べる為というよりは、その花を観賞することに重きをおています。そんな秋の七草の中には、萩の花=ハギ、尾花=ススキ、葛の花=クズ、撫子の花=ナデシコ、女郎花=オミナエシ、藤袴=フジバカマ、朝貌の花=キキョウが含まれ、秋に彩りを与える花を咲かせてくれます。

秋の七草と薬効

秋の七草は、古来には薬草としても知られており、良く用いられるのは葛の根を葛根として発汗、解熱・鎮痙薬として漢方薬として用いたり、桔梗の根も鎮静、鎮痛解毒、去痰・鎮咳薬として気管支炎や咽頭炎に用いてきました。秋は、風邪や花粉症の流行りやすい季節なので、昔からこの時期は秋に咲く花を頼っているのかもしれません。

また萩は根を民間で婦人病のめまいに使用し、撫子は全草や種子をむくみや利尿・月経不順に、女郎花もその根や全草や根を腫れ物、解毒などの時に用いられてきました。また、ピンク色の綺麗な花を咲かせる藤袴は、葉を乾燥させるとクマリンの良い香りがする入浴剤にも用いることができます。薬草としても藤袴を皮膚のかゆみなどに用いることもあります。唯一、尾花は薬草として使用されることはありませんが、お茶として楽しんだりその花を飾って見ると、秋の風情を感じられる日本の秋にはなくてはならない植物です。

秋を楽しむ散歩とティータイム

そんな秋の七草を探しに、山に散歩に出かけてみてはいかがでしょう。秋の色は、私たちの生活に足りない趣や、綺麗な色を運んでくれると思います。きっと思った以上に、秋の山には色とりどりの花が咲いています。寒くなり物寂しくなった時こそ、その趣を楽しんでみてください。そんな秋のティータイムには、秋にぴったりの金木犀とお茶をブレンドしたハーブティーがおすすめですよ、きっと外で楽しむハーブが趣深い秋を演出してくれると思います。

秋の色が元気を運んでくれますように

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